共同生活事業所仲町ホームは令和2年4月1日に開所した日中サービス支援型グループホームです。
現在仲町ホームには20名の利用者が入居され、多くの方が和光園から移行し地域生活を始めました。本来であれば、地域の皆様との交流を楽しみにし、気軽にお越しいただける場になるよう望んでいたのですが、残念ながら新型コロナウィルス感染症対策のため叶いませんでした。しかし、散歩や公園で地域の皆様に声を掛けて頂いたり、近隣の商店を利用するなど可能な部分で地域の方との交流を進めています。頂いた筍を皆で楽しそうに剥いてご馳走になったり、素敵な折り紙の作品を頂いた際はどこに飾ろうかワクワクしたり、花苗を頂いて大事に育てたり、クリスマス会では地元の菓子職人さんに目の前でデコレーションケーキを作って頂き大盛り上がり!地域の皆様の温かさに毎日ありがたい思いでいっぱいです。
利用者の皆さんは和光園生活介護事業所や障がい福祉サービス事業所いっぽに希望やニーズに合わせた日数で通所しています。通所の日は「いってきます!」「ただいま!」との元気な挨拶に職員皆で答えます。帰所後には「今日は疲れたな」「風呂に入ってきた」など通所時の様子が話され、家に帰ってきてホッとする様子が見られます。休みの日には職員と一緒に身の回りの物を整えたり、趣味を楽しんだり、それぞれ好きな時間を過ごしています。
現在は外出等を控えている分、季節の行事や毎月の誕生会では利用者の皆さんに楽しんで頂けるよう様々な企画を計画しています。普段の会話や毎月開催される利用者自治会での希望を聞きながら、利用者の皆さんが楽しめるような機会を作るよう支援しています。
対面式キッチンで作られる美味しい食事も大好評です。目の前で料理をする様子を、カウンターの前で皆さん嬉しそうに見ています。「今日のお汁の具は何にしようか?」「もう少し待ってての」と、何気ない会話にも温もりを感じます。休日の昼食は皆さんの希望に応えたメニューが並び、手作りおやつも皆さんが一緒に作れるよう考えられながら、楽しく美味しい和洋のスイーツが揃います。
今後も地域の中で自分らしい生活が送れるよう、意思決定支援に取り組み、利用者の皆さんの安らげる生活の場となるよう職員一同支援に取り組んで参ります。